「滋賀をたべる会」
三つ目のお皿は、琵琶ますのたたき。
琵琶鱒とは琵琶湖にのみ生息する固有亜種の鮭で、ダムが無かった頃には産卵のため山間部まで遡上していた。
従って琵琶湖に流れ込む川に棲むネイティブのアマゴ達は、全て琵琶鱒の末裔か、琵琶鱒そのものの幼魚である。
しかしながら、琵琶鱒にはサツキ鱒には認められる朱点が消失しているものが多く、大きい物の姿は鮭そのものである。
この会では琵琶湖で漁れた貴重な琵琶鱒を、のんきぃふぁーむの稲藁でいぶして「たたき」として供されました。
身は鮭のような鮮やかな桜色でしたが、お味は鮭よりも旬のアマゴを感じさせるお味でした。
添えられていた「もって菊の和え物」は、さっぱりと爽やかなお味で、脂が乗った琵琶鱒と見事に調和しておりました。
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