鮒寿しと発酵ランチを愉しむ
「近江の鮒鮨」は「秋田津軽のハタハタ鮨」、「鯖のなれ鮨」と並んで「日本三大くさり鮨」の一つである。 今では珍味扱いされいている鮒寿しであるが、かつては琵琶湖畔で生きる人たちが、ふつうに食べているものであった。 そんな中発酵食品ブームを受けてか、和洋に関わらず斬新な発想で鮒寿司を料理に取り入れる動き活発になってきてます。 そして今回は近江高島で「鮒寿しと発酵ランチを愉しむ会」に参加して来ました。 ▲喜多品老舗さん謹製の 鮒寿し甘露漬け 飯漬 千日漬け 発酵和ごはん これらが、@local_food_cafe さんの手よって、実に様々なお料理に展開されまていました。 ▼下の二皿は、雄のニゴロブナのお腹に古代米を漬け込んだ「飯漬春雄鮒」 今年からは、メスの鮒寿司の漬け込みに使われていた飯でさらに漬け込むという改良が加えられている。 昨年に引き続き2回目の参加でしたが、何百年もの歴史ある鮒寿司が今なお進化し続けている事と、食材としての可能性の更なる広がりが実感出来たイベントでした。
藪沢で釣れたイワナ
イワナはアマゴやヤマメと違って、愛嬌のある魚である。 警戒心は強いが、好奇心も旺盛であり、一度イワナとにらめっこをした事がある位である こんなイワナに逢いたくて、支流をつめてみた フライフッシングは枝沢や藪沢の釣りは苦手だと思われがちであるが、そんな事はない フライロッドは餌釣りの竿より、うんと短い。 その短いフライロッドの先から、ティベットを1m程出して提灯釣りをするのである これは日本固有の技術ではなく、ダッピングと名が付く立派な技である 元々短いフライロッドで、提灯釣りをする気になれば、フライフィッシングの守備範囲は、随分と広がる この一見ひんしゅくを買いそうな釣り方で仕留めたイワナ25cm そっとリリースすると、元気に流れに帰っていった
観賞される事を期待しない芸術作品
「遺され村の美術展」(2017.4/8〜6/4@葛川細川)で、廃屋のながしの下にひっそりと展示されていた、陶芸作家多田恵子さんの作品です。 今年の1月に、京都で「古代が作られるとき」(主催はAnthropological Art Project)という、風変わりな展示会がありました。 この展示は、「古代とは想像の産物」であるというテーマのもと、かの葛川細川で陶板や土器が発見され、それを研究者が「〜文明」と命名するプロセスをパロディとして展示したものでした。 ここで展示されていた陶板や土器を作成したのも、この多田恵子さんです。 他にも「遺され村の美術展」に参加されたアーティストは、とても個性的な方が多いです。 このサイトでも、折を見て紹介してた行きたいと思っております。