新旭の外れにCOFFEE WORKS PLUSという、型破りな珈琲専門店がある。
周辺に人が集まりそうな所はなく、車の往来もさほどない所にそのお店はある。
店の前には、待合用なのか木のベンチが一つあり、あと珈琲豆の自販機。
店内はカウンター席のみ。 その奥には焙煎機やエスブレッソマシン、その他素人には用途不明の機器が所狭しと鎮座しており、さながら実験室のようである。
メニューはあるが、珈琲に疎い人に解るようなものではない。
したがってオーダーは、マスターとのやりとりにより決まる事が多い。
オーダーが決まれば手際良くかつ、いかにもその道のプロらしい動線で珈琲が作られていく。
写真の珈琲は、カプチーノ・アルフレッド。
初めて口にした時、そのクリーミーさから頭に浮かんだのは、かつて裏千家茶道資料館でお手前頂いたお茶の、柔らかい口当たりであった。
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