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盛期の鮎

安曇川の鮎はやや小ぶりなのが多いが、この様な立派なのもいる。 「はせ川」では盛期になると、漁師が釣り上げてきた天然の鮎が入荷する事もある。 天然と言っても春に放流され、数ヶ月間川で過ごした鮎である。 しかしこれらの鮎は藻を食(は)んで育っているので香りが強く、極めて美味である。 じっくり焼き上げてあるので頭から丸ごと頂けるが、養殖ものと比べ骨や鰭がしっかりしており、歯に自信が無い向きには注意が必要である。

小鮎のてんぷら

琵琶湖の鮎は初夏の頃、川を上り始める。 はせ川では、安曇川のやなで捕れた小鮎を生簀で活かしておき、注文するとてんぷらにしてくれる。 生きたままを丸ごと揚げるのでちょっと残酷だか、カリッとした衣、ほのかに甘い身、上品な苦味のワタが織りなす味わいは、初夏一番の楽しみである。

濃厚な魚の気配

魚の気配を濃厚に感じさせる、葛川地区の某ポイント。 点在する沈み石の間を、適度な速さでよれながら水が流れている。 深さもちょうど良い。 加えてこの上流はけっこうな瀬になっており、そこから餌となる水棲昆虫が供給される。 魚にとっては、正にリビング件ダイニングルームのような流れである。

雪の細川

昔は12月に降り積もった雪が根雪になり、翌年春の水量を支えていた。 しかし最近は2月・3月に大雪となる事が多く、この時期の湿った雪は根雪にはならず、4月末には早くも渇水という事も多い。 今年は正月早々結構な降雪となったが、溶けるのも早く根雪になるかは微妙な所である。

変わり果てた中州

ベストシーズンのフィールドの写真を観るのは、オフシーズンの楽しみの一つである。しかし最近では、渓相の急激な変化を再確認する行為でもある。 この対岸の平らな川原は中州になっており、かつて結構な小山があった。 また手前の流れもずっと細く、ニーブーツで簡単に渡れた。 しかし、昨年は何度訪れても中州に渡れる事は無かった。

葛川細川の流れ

一昨年より続いている大型台風襲来の爪痕が痛々しい安曇川本流。 当然魚にとっても厳しい状況が続いている。 その中で比較的快復が速いのが、この細川地区である。 一応、川の態はなしている。 渓流解禁まであと3ヶ月、今年はこの水域に期待しています。

夏アマゴ

安曇川本流の最源流部、百井(ももい)は京都府である。 台風11号の影響で安曇川本流が期待薄なので、久しぶりに百井を訪ねてみた。 ここも台風の影響で川は荒れていたが、釣りにならないという程でも無かった。 そこで釣れたアマゴ24cm。 この時期でこのサイズのアマゴが釣れたのは、ほんと久しぶりである。

傷だらけのアマゴ

初の特別警報発令となった台風18号で、壊滅的な状況の安曇川本流。激しい濁流を嫌って、細く険しい支流に逃れてきたアマゴ26cm。いわゆる本流差しというやつです。魚体に残る無数の傷が、今回の台風による濁流の凄まじさを物語ってます。言うまでもなく、即リリースしました。

気分のいい一匹

昨年の後半から、安曇川流域に住む友人と一緒に釣りを楽しんでいる。 この友人はルアーの達人で、毎回僕の数倍の魚をキャッチしている。 僕は釣果をあまり気にしないたちである。 しかし、釣行のたびに質、量ともに上回る結果を出されると、流石に心穏やかで無くなる。 その彼がルアーでどう攻めてもとれなかった魚を、フライで釣り上げる事が出来た。 岩と岩の間に上流から流し込まなければならない難しいポイントであったが、フライを手換え品換え流す事で、ようやくキャッチする事が出来た。

安曇川本流朽木地区

安曇川本流朽木地区ではアユを放流する4月末になると、数メーターおきにびっしりと防鳥糸が張られる。 同じ時期、Flyfishingはベストシーズンを 迎えるが、うっとうしい事極まりない。 川鵜の被害を恐れての処置だが、入川料(年券¥8,500!)はしっかり徴収しておきながら、漁協にはアユ釣りの事 しか頭に無いようである。 ちなみに安曇川本流域では、ここ数年アマゴ・イワナの放流は一切行われていない。素晴らしいフィールドだけに、極めて残念である。

安曇川の本流アマゴ

ゴールデン・ウイークも迫って来た頃ようやく釣れた、安曇川本流の、本流らしいアマゴ。強い流れの間の、僅かな流れのヨレから飛び出してきた。 今年は昨年秋から度重なる大水のせいで、至る所で流れが大きく変わっていた。放流が全くないエリアなので心配していただけに、ほっとした1匹でもありました。

今年一番の美形アマゴ

GWの好く晴れた日に釣れた、今年一番の美形アマゴ。 釣れたのは安曇川本流朽木地区栃生付近。 かつては良型のアマゴがよく着いていたこのポイントであるが、 数年前にブルドーザーが入り、見る影もなく流れは変えられた。 以降、時々チェックしていたが魚が居る気配は無かった。 今年は流れもだいぶ回復してきた。 流れがぶつかっているあたりにCDCダン#14をトレースすると、元気よく飛び出してきました。 ようやくこの流れも元に戻ったようだ。

巨大堰堤の間に居たイワナ

一般的に堰堤に挟まれたエリアにいるイワナは、近親交配の為、奇形や模様の乱れが多いと言われている。しかし、ここのイワナたちは、型こそ小ぶりだがみんな綺麗なやつだった。 人間の都合で変貌した過酷な環境の中、けなげに命を繋いできたイワナ。 そっとリリースすると、元気に流れに帰っていった。

丸々と太ったアマゴ

この日は気温、水温共に低く、風も強かった。 ドライに出ないのでウエットに切り替えた途端、ライズがあった。 再度CDCダンを結び、ライズのあったあたりをトレース。何投目かに出た。 25cmの、丸々と太ったアマゴであった。 安曇川の短い最盛期にいる事を感じさせる一匹であった。

戦うアマゴ

サイズは23cmであったが、素晴らしいファイトを味あわせてくれたアマゴ。 魚体には執拗なローリングファイトの痕跡が、生々しく残っていた。 コールデン・ウイーク明けの安曇川本流で釣る。

野点珈琲

昔は川の水をよく飲んでいた。 今でも、上流に民家のない沢ではよく口にする。 沢の水は概して甘い。 沢の水に対して、湧き水は無味無臭であることが多いが、これでコーヒーやお茶をいれると、水道水との違いは歴然とする。 朽木の人たちは湧き水を清水(しょうず)と呼び、大切にしている。 この清水を現地で沸かし、挽きたての豆で点てる野点珈琲は、最高の贅沢である。

春一番

春一番が吹き荒れた翌日。打って変わって移動性高気圧につつまれたが、水面に関心がある魚は皆無。 そんな中、果敢にライズしていた一匹。 釣り上げてみたら、グリーンバックのグッドコンディションであった。

朽木の冬

最近は雪が少なくなった朽木。 以前は年内に降った雪が根雪となり、 翌年の5月ごろまで、北の斜面に残っていた。 当然、水量も豊富であった。 これは2002年の師走に、最近では珍しく大雪となった時の風景。

ミッジ・ウェットで釣れたアマゴ

2007年7月に覚えたミッジ・ウエットの釣りを、今年はシーズン最初から試す。 4月・5月はこれといった釣果無し。7月ころから良型がヒットし出す。 このアマゴは9月下旬に、ウインター・ブラウン#16で釣れた22cm。 夏はテレストリアルよりも、ミッジ・ウエットである。

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